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「令和の米騒動」から一転 大量のコメ在庫で倉庫ひっ迫 値下がりも不安定な情勢続く 栃木県

コメの価格高騰による需要の減少などで、栃木県内のコメを保管する倉庫には2025年の在庫が大量に残っています。

スーパーには以前と比べて値下がりしたコメが並び、供給不足の「令和の米騒動」から一転、コメが余る異例の事態となっています。

矢板市にある栃木県産のコメを保管する施設です。ここでは、11ある保管庫で計約1万5000トンのコメを収容できますが、広い倉庫の中には。

(JA全農とちぎ米麦総合課 鈴木真人課長)
「令和7年産のコメが30キロの紙袋で4万6,000袋保管されている。倉庫全体で9,000トンの在庫で去年の同時期と比べて2倍超」

現在の保管量は外食需要の減少などでコメの消費が冷え込んだコロナ禍の時期に迫る水準です。

去年、コメ価格が高騰したことで需要が低迷したうえ、政府の備蓄米や安い輸入米が入ったことなどで大量の在庫を抱える事態となっています。

9月には新米が出てきますが、この状況が続けば、新米を保管する場所が不足してしまいます。

さらに、コメ価格の高騰を背景に、今年、生産者が作付けを増やす意向を示したことも追い打ちをかけていてJA全農とちぎでは、主食用から飼料用などへの転換を求めるほか、別の倉庫へ在庫を移動させるなど、対応に追われています。

(JA全農とちぎ米麦総合課 鈴木真人課長)
「販売先に早期に引き取ってもらうようお願いし、消費拡大のための販売促進キャンペーンを実施している。消費者にお米を召し上がっていただきたいのでどうぞよろしくお願いいたします」


一方、宇都宮市のスーパーでは、去年と比べてかなり値下がりしたコメが並んでいました。こちらのスーパーでは、2月頃から仕入れ値が少しずつ下がりそれに応じて販売価格も下げてきました。

(オータニ平松店 高坂義広副店長)
「徐々にコメの売れ行きも良くなってきた。お客様も値下げを肌で感じていると思う」

去年の在庫が大量に余っている現状を踏まえ、新米の時期を前に今後も値下げが予想されるということです。

これと同時に生産者側では大幅な価格の下落で採算が取れなくなってしまうことも懸念されていてコメを巡る情勢は不安定なままです。

(オータニ平松店 高坂義広副店長)
「コメは主食としてなくてはならないものなので適正な値段で販売するため努力したい」
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