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県内ニュース 【那須町長選挙】経過振り返り 他自治体の事例は? 那須町・県では電子投票の動きも 那須町長選挙のこれまでの経過を改めて振り返ります。

那須町長選挙は3月22日に投開票が行われ3人による選挙戦の結果、現職の平山幸宏氏が5099票、次点の元町議会議員・小山田典之氏が5098票で1票差の結果に。翌日に小山田氏が公職選挙法の規定に基づき、票の再審査を求めて町の選挙管理委員会に異議を申し立て。

4月5日、町の選管が全ての票を再点検。その結果、平山氏が5099票、小山田氏が5096票と3票差に広がりました。

小山田氏が平山氏の当選無効を求めて県選管に申し立て。県選管が票を再点検した結果6月12日、平山氏の当選を無効とする裁決。県選管は町の選管が無効とした、2人の名字と名前が混ざって記載された票の一部を有効と認定し、小山田氏が2票上回りました。

7月3日、平山氏が当選無効とされた裁決の取り消し求め東京高裁に提訴。

9月3日、東京高裁で1回目の口頭弁論が開かれ即日結審。

10月8日、東京高裁の判決。県選管の平山氏の当選を無効とする裁決を、取り消しました。



選挙の裁決取り消しを求める訴訟は、隣の茨城県の自治体でも起きています。2025年11月に投開票された神栖市長選挙では、現職と新人の一騎打ちの戦いで、2人の得票数が同数になり、くじ引きで新人が当選する結果となりました。

落選した現職側の異議申し立てで県選管が票を再点検した結果、当選した新人の当選を無効とする裁決。ここで争点となったのが、新人の無効となった2票が「まんじゅうや」、「だんごやさん」と記載された票だったことです。

実家で老舗和菓子屋を経営する新人は、当選無効の裁決の取り消しを求め、東京高裁に提訴するも請求は棄却され、これを不服として9月18日、最高裁に上告しています。

神栖市の事例では県選管の裁決が覆ることなく、選挙からまもなく1年が経とうとする現在も決着がついていません。

那須町長選挙では、東京高裁の判決を受けて県選管が最高裁に不服を申し立てるのか今後の対応が注目されます。



今回の町長選を受けて那須町では、記載ミスや判断が難しい票を減らすため、8月に電子投票導入の条例を制定し、タブレット端末のタッチパネルで候補者名を選ぶ方式の電子投票を2027年2月の町議選から実施します。

また県選管は2027年春に実施が見込まれる県議会議員選挙で、タブレット端末を使って候補者を選ぶ電子投票の導入を目指していて、12月の議会に条例案を提出する方針です。ただ実施には市と町それぞれに電子投票に関する条例があることが前提で、そのうえで県でも条例を制定する必要があります。

現状は那須町のみが対象となり、今後県は那須町の意向を確認しながら電子投票に関する条例の制定に向けて動いていくとしています。
2026年10月08日

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