下野市の採用面接 「AI面接」ってどんな面接? 記者が実践
さまざまな業務でAIの導入が進む中、栃木県下野市では、職員の新規採用試験で「AI面接」を導入しました。「AIによる面接」とはどのようなものなのでしょうか。
下野市ではいま、2027年4月に採用を予定している職員(早期枠)の採用試験が進んでいます。その試験に新しく導入されたのは…
(下野市役所 総務人事課・三代健一副主幹)
「AI面接でございます」
カメラ付きのスマートフォンやパソコンを使って受験するもので、1次試験の基礎能力検査と書類選考に合格した、約40人を対象に、2次試験の一部として今回初めてAI面接を実施しました。市によりますと、県内の自治体では初導入となるということです。
AI面接はどういったものなのか。実際に記者が体験してみました。
(Q:周囲に反対されても自分の意見を貫き通したことはありますか)
(記者)
「大学時代は自分がやりたいことを叶えようと、いくつもアルバイトをしたり、サークルを掛け持ちしたりしました。親からは心配されましたが、自分の意見を貫き通しました」
(Q:両親から心配されたのですね。自分の意見を貫き通すためにどんな行動をとりましたか)
(記者)
「ええと…」
大学時代のエピソードを話すと、AIが「なぜその行動をとったのか」「その結果どんな成果があったのか」と対話形式で話の内容を深堀りします。
約30分のAI面接が終わりました。
システムを開発した東京都にある人事コンサルティング会社の協力で、通常受験者は見ることができない分析結果を、今回特別に見せてもらいました。その結果は…。
(タレントアンドアセスメント 山崎俊明 代表取締役)※崎=たつざき
「一言でいうと自分の意見を大事にする人ですね」
AIは受験者の回答内容や話し方などを分析し、人物像を多面的に評価。「バイタリティ」や「柔軟性」など、全部で18項目の資質がどの程度あるかが評価されます。
分析の結果、自分の信念に沿って事を進める「自主独立性」の値が高くなった一方、組織の一員としての自覚「対人影響力」の値は低く出ました。
(タレントアンドアセスメント 山崎俊明代表取締役)
「数値が高い=優秀 低い=優秀でない ということではなく、数値はあくまで人の特徴を示したもの。企業が求める人材や職種によって数値を見る必要があります」
下野市がAI面接を導入した理由とは?
(三代副主幹)
「限られた面接の時間に質問しても、限られた情報しか得られない。より受験者のっことを知り、多様で優秀な人材を採用したいと思った」
AI面接では把握できなかった人物像を、対面の面接でさらに深堀りができるような質問例も採用側に提案されます。また、場所を選ばずに24時間オンラインで受験できることなどから、優秀な人材の離脱を防ぐことに期待を寄せています。
下野市は、分析結果を参考情報の一つとして個別面接に活用し、総合的な判断で最終面接に進む人を決めたということです。
採用側と受験側双方のよりよいマッチングを目指して、下野市では今後行われる採用試験でもAI面接を活用していく方針です。
さまざまな業務でAIの導入が進む今、採用面接でもどこまで活用が進むのか、注目されます。
下野市ではいま、2027年4月に採用を予定している職員(早期枠)の採用試験が進んでいます。その試験に新しく導入されたのは…
(下野市役所 総務人事課・三代健一副主幹)
「AI面接でございます」
カメラ付きのスマートフォンやパソコンを使って受験するもので、1次試験の基礎能力検査と書類選考に合格した、約40人を対象に、2次試験の一部として今回初めてAI面接を実施しました。市によりますと、県内の自治体では初導入となるということです。
AI面接はどういったものなのか。実際に記者が体験してみました。
(Q:周囲に反対されても自分の意見を貫き通したことはありますか)
(記者)
「大学時代は自分がやりたいことを叶えようと、いくつもアルバイトをしたり、サークルを掛け持ちしたりしました。親からは心配されましたが、自分の意見を貫き通しました」
(Q:両親から心配されたのですね。自分の意見を貫き通すためにどんな行動をとりましたか)
(記者)
「ええと…」
大学時代のエピソードを話すと、AIが「なぜその行動をとったのか」「その結果どんな成果があったのか」と対話形式で話の内容を深堀りします。
約30分のAI面接が終わりました。
システムを開発した東京都にある人事コンサルティング会社の協力で、通常受験者は見ることができない分析結果を、今回特別に見せてもらいました。その結果は…。
(タレントアンドアセスメント 山崎俊明 代表取締役)※崎=たつざき
「一言でいうと自分の意見を大事にする人ですね」
AIは受験者の回答内容や話し方などを分析し、人物像を多面的に評価。「バイタリティ」や「柔軟性」など、全部で18項目の資質がどの程度あるかが評価されます。
分析の結果、自分の信念に沿って事を進める「自主独立性」の値が高くなった一方、組織の一員としての自覚「対人影響力」の値は低く出ました。
(タレントアンドアセスメント 山崎俊明代表取締役)
「数値が高い=優秀 低い=優秀でない ということではなく、数値はあくまで人の特徴を示したもの。企業が求める人材や職種によって数値を見る必要があります」
下野市がAI面接を導入した理由とは?
(三代副主幹)
「限られた面接の時間に質問しても、限られた情報しか得られない。より受験者のっことを知り、多様で優秀な人材を採用したいと思った」
AI面接では把握できなかった人物像を、対面の面接でさらに深堀りができるような質問例も採用側に提案されます。また、場所を選ばずに24時間オンラインで受験できることなどから、優秀な人材の離脱を防ぐことに期待を寄せています。
下野市は、分析結果を参考情報の一つとして個別面接に活用し、総合的な判断で最終面接に進む人を決めたということです。
採用側と受験側双方のよりよいマッチングを目指して、下野市では今後行われる採用試験でもAI面接を活用していく方針です。
さまざまな業務でAIの導入が進む今、採用面接でもどこまで活用が進むのか、注目されます。
