渡良瀬遊水地に異変 イノシシ急増 農作物や人への被害相次ぐ
栃木市や小山市などにまたがる国内最大の遊水地・渡良瀬遊水地で近年、イノシシが急増しています。地域では農作物などへの被害が相次いでいて、対策に追われています。
渡良瀬遊水地は植物や昆虫が多く生息し、国際的に重要な湿地を保全する「ラムサール条約」に登録されています。
この遊水地の周辺で、いま異変が起きています。
遊水地がまたがる4つの県がイノシシなどの対策のために設置した協議会の調査では、2025年3月に1044頭のイノシシの生息を確認していて、年々増加傾向にあるということです。
栃木市藤岡町でジャガイモやサトイモを栽培しているという男性は、畑の周りを柵で囲ってイノシシの侵入を防いでいます。男性によりますと、軽自動車がイノシシと衝突する被害も以前、畑の周辺で発生したといいます。
栃木市内では人への直接的な被害も発生しています。3月15日には渡良瀬遊水地内のゴルフ場の管理をしていた50代の男性がイノシシに体当たりされ、左脇腹を打撲するなどのけがをしました。
イノシシの被害はほかにも。7世紀初頭に作られたとされている赤麻古墳は、これまでに多くの埋葬品が出土している市の指定文化財です。3月14日の夜にエサを探すイノシシによって地面が掘り起こされたとみられ、無数の穴があいています。
イノシシの増加で深刻化する農作物や人への被害。栃木市によりますと渡良瀬遊水地の周辺でイノシシが増えている背景には、大きな2つの要因があるといいます。
1つ目は、環境の良さです。遊水地には植物や昆虫などのイノシシのエサのほか、水が豊富であるため、生息地として優れているといいます。
2つ目は、捕獲の難しさです。遊水地は鳥獣保護区に指定されているため、猟銃などによる狩猟が禁止されています。そのため栃木市では、地元の猟友会と連携して200か所以上にワナを仕掛け、イノシシの駆除に取り組んでいます。しかし、猟友会の男性によりますと、イノシシは一度学習すると同じワナにかかりにくくなるということです。
まもなくイノシシの出産の時期とされる4月を迎えます。イノシシは年に1頭当たり5から6頭の子どもを産むということで、この繁殖力を上回る対策が求められています。
渡良瀬遊水地は植物や昆虫が多く生息し、国際的に重要な湿地を保全する「ラムサール条約」に登録されています。
この遊水地の周辺で、いま異変が起きています。
遊水地がまたがる4つの県がイノシシなどの対策のために設置した協議会の調査では、2025年3月に1044頭のイノシシの生息を確認していて、年々増加傾向にあるということです。
栃木市藤岡町でジャガイモやサトイモを栽培しているという男性は、畑の周りを柵で囲ってイノシシの侵入を防いでいます。男性によりますと、軽自動車がイノシシと衝突する被害も以前、畑の周辺で発生したといいます。
栃木市内では人への直接的な被害も発生しています。3月15日には渡良瀬遊水地内のゴルフ場の管理をしていた50代の男性がイノシシに体当たりされ、左脇腹を打撲するなどのけがをしました。
イノシシの被害はほかにも。7世紀初頭に作られたとされている赤麻古墳は、これまでに多くの埋葬品が出土している市の指定文化財です。3月14日の夜にエサを探すイノシシによって地面が掘り起こされたとみられ、無数の穴があいています。
イノシシの増加で深刻化する農作物や人への被害。栃木市によりますと渡良瀬遊水地の周辺でイノシシが増えている背景には、大きな2つの要因があるといいます。
1つ目は、環境の良さです。遊水地には植物や昆虫などのイノシシのエサのほか、水が豊富であるため、生息地として優れているといいます。
2つ目は、捕獲の難しさです。遊水地は鳥獣保護区に指定されているため、猟銃などによる狩猟が禁止されています。そのため栃木市では、地元の猟友会と連携して200か所以上にワナを仕掛け、イノシシの駆除に取り組んでいます。しかし、猟友会の男性によりますと、イノシシは一度学習すると同じワナにかかりにくくなるということです。
まもなくイノシシの出産の時期とされる4月を迎えます。イノシシは年に1頭当たり5から6頭の子どもを産むということで、この繁殖力を上回る対策が求められています。
