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ドローンを使った下水道管点検の見学会 宇都宮市上下水道局が業者対象に開催

下水道管の点検にドローンの活用を検討している宇都宮市は7日、下水道の維持管理を行う事業者にドローンを導入してもらおうと、市内の下水道施設でデモンストレーションの見学会を開催しました。

埼玉県八潮市で2025年1月に起きた道路陥没事故で、下水道管の深刻な腐食などが原因とされたことを受け、国土交通省は全国の自治体に下水道管の調査を要請しました。

下水道管の点検作業で、8月には埼玉県行田市で作業員4人が亡くなる事故が発生したことから、宇都宮市は下水道管の点検の安全確保と効率化のため、ドローンの活用を検討し、下水道を維持管理する事業者に導入を推進してもらうため見学会を開催しました。

7日のデモンストレーションは、下河原水再生センターなど市内の下水道施設2カ所で実施されました。このうち下河原水再生センターでは、業者や関係者などおよそ50人が参加しました。

屋内用の20センチ四方の小型のドローンを、水再生センター近くのマンホールから投入して、箱形の下水道管の中を飛行させて、内部の様子を撮影しました。参加者はドローンの事業者から説明を受けながら、操縦の様子を見て学んだほか、撮影したモニターを見たり機体を手に取るなどして、熱心に見学していました。

また、この日のデモンストレーションは市長室にも中継され、佐藤栄一市長は亀裂の個所などが鮮明に映った下水道管内部の映像を見て感心していました。