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新米「1等米」比率 栃木県は79% 農林水産省の品質検査

2025年8月末までに収穫された新米の品質検査の結果が、9月30日に発表され、栃木県産の米は最も評価が高い「1等米」の比率が79%と去年の同じ時期を10ポイント余り下回ったことがわかりました。

農林水産省が行う品質検査では、見た目や水分量などをもとにコメの等級が4つの区分に分けられます。

2025年8月末までに収穫された新米の品質検査の結果によりますと、最も評価が高い「1等米」の比率は全国平均で66.5パーセントでした。

過去5年の平均はおよそ70パーセントで、出足はやや低めです。

また栃木県内で収穫された新米の1等米の比率は79.0パーセントで、去年(2024年)の同じ時期より11.1ポイント低くなっています。

猛暑による影響が一定数あったとみられます。

今回の栃木県の結果は、去年(2024年)一年間に検査したコメのわずか0.4%ほどの量にあたる「早場米」が中心で、今年(2025年)の出来の指標となる10月の検査結果は、12月頃に分かるということです。

1等米が少ないと、市場に出回る量が減ってスーパーなどでの店頭価格を押し上げる可能性があります。

コメの政策に詳しい宇都宮大学の小川真如助教授は「品質は収穫してみなければわからない部分も多く、予断を許さない」と指摘しています。
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