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1票差の那須町長選挙 「現職の当選無効」とした県選管の裁決取り消し判決

今年3月に行われた那須町の町長選挙を巡り、1票差で当選した現職が、票の再点検で当選を無効とした県選挙管理委員会の裁決の取り消しを求めた訴訟の判決で、東京高等裁判所は8日、請求を認めて県選管の「当選を無効」とした裁決を取り消しました。

3月22日に投開票が行われた那須町の町長選挙では、現職の平山幸宏氏が5099票で、新人で落選した元町議会議員の小山田典之氏を1票上回りました。その後、小山田氏側が異議を申し立て、町選挙管理委員会の再点検を経て県選挙管理委員会が再点検した結果、平山氏の得票を小山田氏が2票上回り当落が逆転。平山氏の当選を無効とする裁決が出されました。(平山氏=5104票 小山田氏=5106票)

平山氏は、これを不服として裁決の取り消しを求めて7月に東京高等裁判所に提訴。主な争点は、「平山のりゆき」「小山田ゆきひろ」などと2人の名字と名前が混ざって書かれた16票を、有効とするか無効とするかとなっていました。

8日の判決で、江原健志裁判長は、これらの票を精査したところ15票を無効としたほか、県選管が無効とした平山氏の2票を有効としました。その結果、平山氏の得票は5100票、小山田氏は5097票となり、平山氏が3票上回ったことから平山氏の当選を無効とする県選管の裁決を取り消しました。

15票を無効とした理由について「投票用紙の記載からいずれの候補者の氏名を記載したかが判断し難い票について、名字の一致する候補者に対する投票であると判断することは相当ではない」と述べました。

この判決を受け、平山氏は記者会見を開きました。

(平山町長)
「那須町職員(町選管)が下した判断は間違っていなかったということ。強く、みなさんに感謝する」

一方、裁決が取り消された県選管の金田尊男委員長は「中心的争点16票のうち15票などについて主張が認められず残念。判決内容を精査して今後の対応を検討する」とのコメントを発表しています。

また、相手の当選無効の裁決から一転、自身の得票が下回る判断が下されたことについて小山田氏は。

(小山田氏)
「二転三転しているので、今は受け入れづらいのが本心。司法の判断として(判決が)出た以上は受け入れなければいけないのかなと。県選管が上告をし答えを望むならば、(上告)してもらえるとありがたい」
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