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野生イノシシから養豚場のブタへの豚熱感染防ぐ 経口ワクチン空中散布始まる 栃木県

野生イノシシから豚の伝染病・豚熱が広がるのを防ごうとワクチンの空中散布が4日、日光市などの山林で始まりました。

ヘリコプターを使った豚熱のワクチン散布は野生イノシシから養豚場に感染が広がるのを防ぐため栃木県が人の立ち入りが難しい山間部で毎年、行っています。

ワクチンは、イノシシの好物のトウモロコシの粉で覆ったもので、作業員が2850個をヘリコプターに積み込みました。

豚熱は、感染力が強く致死率が高いのが特徴で、栃木県内では2025年4月以降、野生イノシシ10頭に感染が確認されています。

人への感染はなく、仮に感染した肉を食べても人体に影響はありませんが養豚場で発生した場合、すべての豚を殺処分することになっています。
 
ワクチンの散布は、イノシシの生息数が多い地域を選んで行い、6日までに日光市のほか、那須塩原市や那須町など5つの市と町の合わせて160平方キロメートルに8000個をまくということです。

また11月25日から27日にかけても同様の範囲に同じく8000個を散布します。