2021年04月02日(金)のニュース
県は2日、既に新型コロナウイルスへの感染が確認された男女7人について、変異株に感染していたことが分かったと発表した。また、県内では2日、新たに32人の感染が確認されている。
新型コロナウイルスの変異株の感染が分かったのは、先月下旬から今月上旬にかけて発症した県内の20代と60代の男女7人。このうち、20代の男性5人は1日、変異株への感染が発表された20代の男性と関連がある。残りの2人は関係者。県内で確認された変異株への感染は累計13人となった。そして2日、新たに感染が確認されたのは足利市や栃木市、佐野市などの中学生から80代の男女32人。このうち10人は同居家族や同僚など、これまでに陽性が判明した人の関係者。県内で感染が確認された人は累計で4,691人となった。療養者は225人、このうち重症者は2人、入院調整中は43人。
近県の状況は埼玉県で2人が死亡、163人が感染。茨城県で35人が感染、群馬県で34人が感染。
農業の担い手を育てる研修制度を行っている鹿沼市で2日、今年度から研修を行うイチゴとニラの新規就農者3人の始業式が行われた。始業式では、鹿沼市の佐藤信市長が「失敗を恐れず学びに変えて研修に励んでほしい」とエールを送った。鹿沼市の新規就農者の研修制度は、イチゴは今回で5期生目、ニラでは初めて。研修生は、イチゴは2年間、ニラは1年間で一連の栽培技術などを学び、研修後の就農時には農地の取得のあっせんなどの支援も行われる。
那須塩原市は2日「持続可能な観光」を推進するため観光庁が去年6月に策定した「日本版持続可能な観光ガイドライン」のモデル地区に選ばれたと発表した。このガイドラインは自治体や観光地域づくり法人などが持続可能な観光マネジメントを行うための指標で国際指標の基準を基に策定されている。ガイドラインの指標に沿った講義や調査などのトレーニングプログラムを受講し「持続可能な観光地」として全国の先進的な役割を担うほか、国際的な知名度の向上も期待される。今年度のモデル地区には那須塩原市を含む全国15カ所が選ばれた。今後は日本版のガイドラインに沿って有識者の講義やフィールドワーク、地域の課題解決に向けた調査などを行い持続可能な観光づくりを目指す。
県と宇都宮市は2日、新たに32人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。県内で感染が確認された人は累計で4,691人となった。
※詳しくは夜9時のニュースでお伝えします。
日光市は2日、市長職務の代理者として上中 哲也副市長を充てると発表した。期間は来週5日から当分の間。日光市の大嶋 一生市長は31日、入院を再延長し、治療と体力回復に専念すると発表していた。
※詳しくは夜9時のニュースでお伝えします。
栃木ゴールデンブレーブスは1日、去就が分からなかった元大リーガーの西岡 剛選手と今シーズンの契約を結んだと発表した。西岡選手は「コロナ禍が続く中、スポーツで元気を与えられるように頑張ります」とコメントしている。
新型コロナウイルスについて、県内の先月31日までの1週間の感染傾向をまとめた。鹿沼市の小学校など4つのクラスターが認定されている。
県内では3月25日から31日までの1週間で168人の感染が判明。1週間ごとの感染者数は前の週より46人増加。3月中旬以降、1週間の感染者が100人を越えていて、再び増加傾向にあることがわかる。
地域別で見ると、最も多いのが栃木市で38人、次いで小山市が28人、宇都宮市が24人と県南地域で多くなっている。
この1週間で県内では4つのクラスターが認定された。このうち1つが鹿沼市の小学校のクラスターで、31日までに教員と児童、家族など17人の感染が判明している。
県独自の警戒度は上から3番目の「厳重警戒」となっているが、警戒度を判断する指標のうち「病床使用率」を見ると、上から2番目の「まん延防止等重点措置」の値を超えている。
県では県民に対し、感染者が多い東京、神奈川、埼玉、千葉の1都3県への不要不急の移動を避けることを要請するなど、引き続き、感染防止対策を徹底するよう呼びかけている。