2021年01月20日(水)のニュース
新型コロナウイルス感染拡大が続き除菌への関心が高まるなか県内の図書館では感染症対策の一環として本を除菌する機器の設置が進んでいる。このうち宇都宮中央図書館には20日、図書除菌機2台が設置された。図書除菌機は紫外線でページの中まで除菌し、風によるほこりの除去、そして消臭抗菌剤によりタバコやペットのにおいなども軽減する。除菌機の中には1度に6冊の本をセットすることができボタンを1回押し、30秒ほどで除菌することができる。
国の緊急事態宣言の対象地域に栃木県の追加が発表され20日で1週間となった。福田富一知事は最も多い時と比べると感染者の数は減ってきているとしながらも改めて感染拡大防止に向けた引き締めを呼び掛けた。一方で工事費が増額になることが明らかとなった次世代型路面電車「LRT」の整備事業について整備を進める宇都宮市と芳賀町から「財政支援の追加の要請があれば、議会と調整をしていく」と話し支援の在り方を考えていくとコメントした。
20日は二十四節気のひとつで1年で最も寒いとされる大寒。栃木市にある出流山満願寺では疫病退散などの願いを込めて職人らが寒ざらしそばの奉納を行った。今年は新型コロナウイルスの影響から例年の滝行を取りやめるなど催しの規模を縮小した。全国的な自粛の影響でそば店の売上も落ち込んでいるが出流観光会では商売繁盛や寒ざらしそばの成功に加えて感染症の収束についても祈った。