2021年01月16日(土)のニュース
大学入試センター試験に代わって初めて実施される大学入学共通テストが16日全国の会場で始まった。県内では8680人が志願し、8つの大学の9カ所で試験が行われた。帝京大学宇都宮キャンパスには朝8時すぎから受験生の姿が見られた。受験生はマスクの着用が義務付けられ試験時間以外は会場の窓を開けて換気したり消毒液を教室の前に設置したりするなどの対策がとられた。試験の前には試験官が「咳や発熱がある人は手をあげてください」と呼びかけた。
県と宇都宮市は16日、新たに96人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。宇都宮市の病院でこれまで6人、足利市の障がい者施設で職員と入所者合計5人の感染が確認され、それぞれクラスターと認定した。県は、新たに感染者1人の死亡を発表、県内の感染者で亡くなったのはこれで18人となった。県内の感染者は累計で3108人となり療養者は1365人、重症者は19人、入院調整中は962人。
県外からの客も多い那須塩原市の那須ガーデンアウトレットでは福田富一知事や渡辺美知太郎市長らが感染拡大防止を呼びかけた。県内でも若者や働く世代に感染者が増えていることから家庭や職場での感染拡大を防ごうと県や市、それに消防などが合同で行ったもの。福田知事らは、買い物客などに「マスクの着用」や「3密を避ける」などの基本的な感染防止対策を徹底するよう繰り返し訴えた。