2021年01月10日(日)のニュース
県と宇都宮市は10日、新たに118人の新型コロナウイルス感染を確認し6日連続で感染者の数が100人を超えた。感染が確認されたのは宇都宮市、鹿沼市、佐野市などの10歳未満から100歳以上の男女118人。累計2510人、重症者は15人、入院調整中は863人。また県は、新型コロナウイルスに感染し県内の医療機関に入院していた患者1人が亡くなったと発表した。県内で感染が確認されて亡くなった人は合わせて10人となった。このほか、県警察本部は、宇都宮東警察署の交通捜査課に勤務する50代の男性警部補の感染を確認したと発表した。近県では埼玉県で414人、茨城県で84人、群馬県で74人の感染が分かった。
新型コロナウイルスの感染拡大で、県内でも成人式の中止や延期が相次ぐなか、益子町では、参加者全員にPCR検査を受けてもらってうえで10日、時間を短縮して式典を開いた。114人が出席。新成人代表の池田真志さんが「大人として正しい判断をして責任ある行動とりたい。式の後の会食は控えましょう」と、抱負を述べた。例年1時間ほど行われる式典は20分ほどに短縮され、会場に入れない家族などはホールの外のスクリーンで様子を見守った。
那須塩原市で10日、新成人と市長との交流会が行われた。新成人を代表して成人式実行委員会のメンバーなど5人が出席。コロナ禍の今年、那須塩原市では、密を防ぐため出身中学校ごとに会場など記念行事を開催する予定だったが、ここ最近の全国的な感染拡大を受けて、人数を限定した交流会に変更。「新成人になって思うこと」などをテーマに、渡辺美知太朗市長と意見を交わした。市では新型コロナウイルスの流行が落ち着いた頃に、改めて新成人の門出を祝う催しを企画する予定。